鉛腰
決断するまでは早いのに、
いざ、腰を持ちあげようとすると出来ない。
なんとも言えない恐怖が自分を襲う。
やりたいけど自信が無い。
自信が無いけど、知識と口は達者だと思う。
この訳の分からない悪循環に何十年もハマっている。馬鹿だ。
とにかく馬鹿。
抜け出せたらいいのに、
なのに私は出口が見えない。
単純なのだろう。時々そう思うことがある。
なんで私みたいな人には出来ているのに
この私が出来てないんだろう?
はぁ
馬鹿だよ。
父も母も正反対に見えて、全く一緒だ。
どちらも私は苦手だけど、好き。
きっと居なくなっては私が生きていける気がしないから。
自分でなんとか出来る人間だったら、
多分どうでもよかった。
自分勝手なふたりは
そうじゃないフリをする。
嫌い。やめてほしい。
助けたいんだったら、手を差し伸べてよ。
なんでそう言う時だけ、
困って、泣いて、怒鳴るの?
嫌いだよ、そう言うの。
幸せか苦しいか?
地獄を感じるときがある。
もっとふつうに出来たはず。
変わらなきゃ、出て行かなきゃ、腰を持ちあげなきゃ。
いつになるか。
がんばりたい。
朝ごはんくらい自分の勝手にしたいよ。